デッキオーブンあれこれ
デッキオーブンとは
デッキオーブンとは、上火・下火が設置された焼成室をひとつの単位として、それをいくつか重ねた形のオーブンをいいます(焼成室がひとつのデッキオーブンもあります)。固定窯とも言われています。名前の由来については、デッキオーブンの「デッキ」は、音楽再生装置などにあるCDプレーヤーやアンプなどを置いたひとつの棚をデッキと呼び、オーブンの各段がその様に似ていることから...[続きを読む]
厳選デッキオーブンのご紹介(37件中1~30件目)
[続きを読む>>] ...その名が付いたという説などあります。
上火と下火で焼成
ベーカリーなどで使う業務向けのデッキオーブンは、大型で重量も重く、重厚な感じを与えます。焼成室の床面の下(または中)に熱源があって、その熱源で床面(炉床)を熱し、炉床から製品に熱が伝わる仕組みです。この床面からの熱を下火といいます。下火に対して、熱を製品の上から伝える上火もあって、こちらの方は、焼成室の天井面の表面に取り付けられたヒーターからの熱をいいます。下火が、炉床からの熱であるのに対して、上火は、熱源からの直接の熱になります。
遠赤外線効果
下火が、炉床からの熱であることには、大きな意味があります。つまり、炉床を蓄熱効果の高い石のなどの素材で作ることで、遠赤外線を多く発生させることにより、パンがよりおいしくしっとりとふっくらと焼けるという効果が得られるのです。最近では、遠赤外線の効果を上火にも持たせた業務用のデッキ―ブンも販売されているようです。
デッキオーブンの価格帯
価格帯は、3枚差3段(天板が3枚入る大きさの焼成室が3つ)の業務用デッキオーブンで、ざっくりとですが100万円から300万円ぐらいのようです。低価格のものは、機能を最低限に絞り込んだりしていますので、その辺のところをしっかりとチェックすれば、安心かも知れません。必要な機能をメーカーにしっかりと伝えた上で、見積もりを取ってもらうといいでしょう。中古のデッキ―ブンは、1年の保証期間がついて、新品の5割~6割程度が相場のようです。
最も一般的なオーブン
デッキオーブンは、日本の製造小売のパン店で最も一般的に使用されているオーブンで、数多くのオーブンメーカーが、それぞれに特徴あるデッキオーブンを製造販売しています。ブランスリー業者街では、日本におけるほとんどの主要メーカーのデッキオーブンを掲載しておりますので、じっくりと比較・検討して頂けたら幸いです。
あわせて以下のページも是非ご覧ください。
1) 業務用オーブン全般のページ
2) ベーカリーオーブン全般のページ
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